県庁での辞令交付式とは?今と昔の初登庁日を比べながら具体的に解説します

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この記事を読むと解決できること

初めての登庁日の行事を知りたい!

辞令交付式ってどんなことをするの?

晴れて都道府県職員となった新規採用職員の人が最初に遭遇する辞令交付式

都道府県職員を目指している人にとっては、ワクワク、ドキドキの初登庁日とはどんなものなのか、気になるのではないでしょうか。

今回は、県に入って初めて登庁される新採職員の一日を、現在と私が県に入った当時(30年以上前の様子を比べながら紹介したいと思います。

なお、会社の場合は、初日に入社式がありますが、都道府県庁の場合は入庁式とか辞令交付式と言っています。

また、仕事をするために会社に行くことを出社と言いますが、県の場合は登庁と言いますので、覚えておくといいですよ。

目次

辞令交付式とは?

辞令交付式は、新しく職員になられた新規採用職員の人や人事異動や昇進などによって職場や職位が変わる職員に辞令を交付する式典のことです。

新規採用職員に対する辞令交付式では、知事や副知事などの幹部が出席し、知事から代表者へ辞令を渡し、励ましの言葉を述べます。

また、辞令を受け取った職員は、決意を表明します。

ここから、式が始まる前から式が終わった後の行動について

昔の事例交付式と今の辞令交付式に分けてを紹介いたします。

昔の辞令交付式

辞令交付式の開始前

開始時間の1時間以上前に県庁で一番広い会場(ホール)に集合するように連絡がありました。

そして、辞令交付式当日は、200人以上の新規採用職員がホールに並べられたイスに番号順に座るように言われました。

しばらく待っていると、背広を着た人事部の職員の人が、一人ずつ観察していきながら、一人また一人と呼ばれて会議室から出て行きます

私の前に座っていた新採職員の人も、人事部の人に呼ばれて会議室から出ていきました。

しばらく待っていると、頭の髪の毛を短く刈った新採職員が一人また一人と帰って来ます

私の前の席に座っていた人も、すっきりとした頭をして戻ってきました。

ほし

事前に長髪はダメだと聞いていたので、私は、辞令交付式の数日前に散髪に行って短く切っていましたので、助かりました。

辞令交付式

人事部の職員から入庁式の会場へ移動するよう、アナウンスがあり、200人を超える新規採職員が階段を降りて知事の執務室近くの式典会場へと向かいます

式典会場は200人が立った状態でギリギリ入るほどの会場で、目の前に前の人の頭があるほど、ぎゅうぎゅう詰めの状態でしたので、知事の顔も見えません

しばらくすると、知事や副知事などの幹部の方が会場に入ってきて、式典が始まりました。

初めに国歌斉唱を行った後、代表者に辞令を渡し、宣誓をします。

その後、知事から訓示があり、30分ほどで終了しました。

会場にはテレビ局のカメラも数台あったものですから、注目度が高い職場に来たものだなと、当時は気が引き締まる思いの中、会場を後にするのでした。

辞令交付式終了後

その後、各職場の先輩と一緒に初めての赴任先へ異動します。

私は、県庁所在地の地方事務所が最初の赴任地でしたので、先輩が運転する公用車に乗り込み、10分ほどで職場に到着しました。

新採職員の中には、県境の事務所へと旅立つ人もいたので、当時、道路事情もあまり良くなかったので、その日のうちに着くのか、心配してしまう人もいたのではないでしょうか。

職場に着くと、早速、事務所の所長さんから、改めて辞令を交付され、晴れて、県職員の仲間入りを果たすことになります。

その後は、職員みんなが会議室へ集まり、新年度最初の職員会議が開かれました。

そこで、新採職員のほか、異動で替わって来た方の紹介、事務所長からの新年度のあいさつなどがあり、終了となりました。

その後、事務方から様々な書類を渡されますので、書類作成(全て手書きです)していると、1日が終了します。

夜には、新規採用職員と転入者を歓迎する歓迎会が開催され、長い一日が終わります。

今の辞令交付式

辞令交付式の開始前

私の県では、コロナ禍以降、密集状態を避けるために、一番広い会場(ホール)が式典の会場となりました。

私が入庁した当時は控室になっていた会場です。

ほし

昔のように散髪に行かされる人はいないと思いますが、服装、身だしなみはきちっとしておくことをおススメします。

辞令交付式

2022年度の福岡県庁の辞令交付式の式次第を参考に紹介します。

基本的にどの都道府県も同じ流れで行われているのではないかと思います。

  1. 国歌静聴
  2. 新規採用職員呼名
  3. 辞令交付(代表)
  4. 宣誓(代表)
  5. 知事訓示
  6. 幹部紹介

国歌はコロナ前であれば全員で歌っていたのではないかと思いますが、今は「静聴」となっています。

辞令交付や宣誓、知事からの訓示などは、昔も今も変わらず、粛々と式典が催され、30分ほどで終了となります。

辞令交付式終了後

辞令交付式が終了すると、会場の入り口付近に職場の上司の方が待ってくれています。

県庁以外の地方事務所へ配属となる人は、主幹課と言って各部局の仕事を取りまとめている課へあいさつに行った後、先輩の運転する車に乗って各自の赴任先へ向かいます

新しい職場に着くと、トップの事務所長から、辞令が交付され、その後、全職員が会議室に集合し、新採職員と転入者の紹介事務所長からの訓示があります。

ひと通りイベントが終わると事務方から様々な書類を渡されますので、パソコンや手書きで書類作成していると、1日が終了です。

なお、配属先によっては、その日の夜に歓迎会が行われる場合もあります。

ほし

初めての会議や懇親会では、自己紹介をする場面がありますので、事前に準備しておくことをお勧めします。

まとめ:県庁の辞令交付式の様子を開始前から終了後の様子を紹介

都道府県庁へ入庁後の最初のイベントである辞令交付式

事前の準備としては、身だしなみを整えておくことが大切です。

式典自体は、代表に選ばれない限りは何もすることはありませんが、

①国家静聴

②辞令交付

③宣誓

④訓示など

事前に、全体の流れを頭に入れておけば慌てることはありません。

式典終了後は、いよいよ新しい職場へ向かいますので、簡単な自己紹介ができるよう、事前準備をして望まれることをお勧めします。

それでは、今回はこれまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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