技術系(農業職)地方公務員 給料(基本給)の推移を公開

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この記事を読めば解決できること
  • 公務員の給料は安いって本当?
  • 技術系(農業職)の給料ってどれぐらい?

こんにちは、ほしです。

公務員を目指している人は、実際にどれぐらいの給料をもらっているのか知りたいですよね。

今回は、現役の公務員である私のこれまでの給料の推移を紹介いたします。

結論から言うと

20年目までは右肩上がり、それ以降はじわじわ上がって55歳で昇給停止という状況です。

実際の手取りは、扶養家族の状況や手当の違いで変わりますが、基本給がどのように変わったのか、紹介します。

ほし

私の場合、出生街道を走ってきたわけではありませんので、地方の中の下ぐらいの給料だと思ってください。

目次

給料(基本給)・給与の違いや定期昇給の仕組みを解説

給料(基本給)は条例で定められた報酬額のこと

私の給料(基本給)を紹介する前に、給料や給与、定期昇給などについて説明します。

今すぐ、私(ほし)の給料の推移が知りたい方はコチラ

よく、「給料」「給与」ということがありますが、いずれも意味が異なります。

給料は、決められた正規の報酬額を指します。

公務員の場合は、すべて法律や条例に基づいて仕事をしており、都道府県職員の場合、給料も条例によって決まっています

この表は、愛媛県の「行政職給料表」で、職種(行政職や研究職)ごとに給料表が定められています。

昇級すると職位が主事から主任、係長、課長補佐、課長へと上がっていきます。

給料も職位ごとに1級から9級に分かれ、それぞれの級の中でも1から〇〇号級(〇〇には数字が入ります)に基本給が決められています。

給料表(愛媛県)
職種別https://www.pref.ehime.jp/uploaded/attachment/105278.pdf給料表(愛媛県)

例えば、給料が2級13号給の主任の人が、係長に昇級して給料が3級3号給になった場合

給料228,029円から245,189円に上がるといった感じです。

また、1年間、問題なく働くと、定期昇給があって、決まった数だけ号給数が上がります

成績がいいと1.5倍や2倍以上あがる場合もあります。

でも、成績が悪いと半分しか上がらない、または昇級無しの時もあるので注意が必要です。

ほし

55歳で昇給停止なので、課長補佐から課長になるなど、昇級しないと給料も上がりません。

給与とは手当てを含めた金額で、勤務形態や残業、成績によって変わる

給与は、給料(基本給)に手当てを加えた金額を指します。

手当にはボーナスに当たる期末手当や勤勉手当のほか、超過勤務手当や住居手当、通勤手当、扶養手当などがあります。

したがって、同じ給料の人でも、残業時間や通勤手段の違い、家族の状況によって給与が変わってきます。

わたし(ほし)の給料(基本給)の推移

給料

ここでは、わたしの給料の推移を10年ごとに紹介していきます。

新採から10年目までの給料(基本給)は右肩上がりで上昇

結論から言うと

右肩上がりに上がり初任給の2倍以上になりました。

私が県職員になったのは、昭和の終り頃です。

ちょうどバブル景気の最中でしたが、公務員には関係なく、初任給も行政職(上級)で11万円で、ここから税金などが引かれ、手取りでは8万円ほどです。

ほし

現在の初任給は、だいたい20万円前後です。40年近くで2倍弱に上がりました。

当時は景気が良く、公務員の給与も毎年大幅なベースアップがあり、4年目には17万円ほどになりました。

そして、10年目基本給は25万円

実に10年間で2倍以上、右肩上がりで基本給が上がったことになります。

11年目から20年目までの給料(基本給)も右肩上がりで上昇でしたが・・・

次に20年目までの給料を紹介します。

結果は

給料は1.5倍まで上がってダウンすることになります。

この期間は、30代前半から40代前半で、社会人として一番脂が乗っている時期です。

私はずっと行政職で県庁や地方事務所を渡り歩いていましたが、まだ係長へ昇級できない状態でした。

ほし

40歳を過ぎると、毎年同期が係長へ昇級していきましたので、ここで出世街道から外れていきました。

それでも、19年目には13万円ほどアップして38万円を超える給料になっていました。

そんな時です。

これまで順調に給料アップが続いていましたが、平成17年に給与の大幅な見直しがありました。

給与の見直し
  • 給料表水準の引き下げ
  • 年功的アップの見直しで中高齢層の給与が抑えられる
  • 実績を反映させたボーナス支給

簡単にいうと、全体の給与を下げたうえに、中高年のベースアップを抑えたということです。

当時、中高齢層になっていた私の給料も37万円ほどに下がってしまいました。

ほし

1万円以上給料が下がり、年収も20万円ほどの減収でした。

20年目から30年目までの給料(基本給)はじわじわ上がって最高に

次に30年目までの給料を紹介します。

結果は

研究職に異動して給料もじわじわと上がり40万円超えになりました。

一度基本給は下がりましたが、研究所に異動して減額分を取り戻します。

そして、じわじわと給料が上がっていき、最後には40万円越えを達成しました。

ただ、給料表の一番上の号給に達したため、28年目からの3年間は昇級停止状態が続きます。

ほし

結局、この時の給料が最高でしたので、いかに研究職が恵まれているかが分かります。

30年目からは給料が下がって昇級停止に

結果は

行政職に異動して給料は再び減額そのまま昇給停止となりました。

研究職から行政職に変わったため、基本給が2万円以上ダウンします。

ただし、残業が続いたため、年収は逆に20万円近く増えました。

ほし

50歳をすぎて、精神的にも体力的にもこれまでで一番ハードな時期でした。

そして

55歳を過ぎて管理職となって給料もわずかに上がりましたが、その後は昇給停止で横ばいでした。

まとめ

これまでのわたし(ほし)の給料の推移を図にしてみました。

給料の推移
わたし(ほし)の給料(基本給)の推移

新採職員として県に入って20年間は右肩上がりで給料が増加しました。

40代になって、給料の見直しでダウンするも、研究機関に異動して復活。

その後もじわじわと上昇していき、40万円声を達成!

再び行政職に異動で減額、定年前に管理職になるも昇給停止のままで終了となりました。

今振り返ってみると

県職員の中で、給料を含めて研究員が一番良かったと思っています。

給料だけでなく、自分で考えて新しい研究にチャレンジすればモチベーションが上がります

さらに成果がでれば、達成感も最高です。

これから技術系の地方公務員を目指している皆さん!

農業職は研究以外でも仕事のやりがいがありますし、職種ごとに魅力もあります

ぜひ、勤務先として検討してみてはいかがでしょうか。

ほし

こちらの記事では、農業職の魅力を紹介していますので、参考にしてください。

それでは今回はこのへんで

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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